甲信中医薬研究会~勉強会のおはなし

平成30年9月2日(日)~皮膚病の中成薬・健康食品の応用


場所:  松本市駅前会館

講師:  劉 桂平(りゅう けいへい)先生
天津中医学院(現天津中医薬大学)大学院博士課程修了、同大学内科講師。
93年来日 名古屋市立大学薬学部客員研究員。
「脾虚証の現代研究」を中国で共著として発刊。
日本での著書には『鍼灸学』(共著)があり、「名医の経方応用」を翻訳出版し、『中医基本用語辞典』を主編。

内容:  「皮膚病の中成薬・健康食品の応用」

皮膚病、特にアトピー性皮膚炎は中医学的に考えるとその原因は主に飲食の失調や七情刺激(精神的ストレス)、過労、天候と環境の異常などによる風、湿、熱、燥邪及び血などに関係しています。

よって基本治則としては健脾益胃、清熱化湿であり、紅斑や掻痒、落屑、苔癬化などの皮膚症状などを見ながら弁証論治していきますが、同時に生活養生とスキンケアは必須でありましょう。

特に生活養生について、が今回の講義の重要なところでした。

食養生とは食をもって生命を養う方法です。
中医学では1500年も前からある考え方です。

現代社会は肉、脂肪の過食で胃腸に負担がかかりすぎている人が多く、皮膚病や生活習慣病などと深い関係があります。

体の中の粘膜は鼻、口腔、気道、消化管、生殖器などで、実は皮膚の200倍以上の広さがあり、この粘膜をバリアーとして食べる、飲む、吸うといった生理的活動を営んでいます。

特に腸管免疫が免疫をコントロールしているので、胃腸粘膜を強化することは内蔵を強くし、内蔵を強くすれば免疫力が高くなり、免疫力が高くなれば 皮膚も強くなる、という流れになります。

食養生としてはまず「淡味」「節食」「守時」であり、控えた方がよいものとして、消化しにくく湿熱を生みやすい甘いもの(チョコレートやケーキなど)や、油のもの、熱を生みやすい香辛料の多いもの、また、高たんぱくの牛乳・卵・大豆・魚介なども湿熱を生じやすく、生ものや冷たいものは寒湿を生じ脾胃が冷えてしまい、皮膚などの修復力が悪くなってしまう、ということでした。

これらをすべてやめるのではなく、少なくすること、及び煮物や和食などを中心に腹八分目におさえ季節の緑黄色野菜を火を通してたくさん食べることを勧めておられました。

脾胃は後天の本なので、食養生をすることで脾胃の機能を高め、気血津液を充分に作れるようになるでしょう。

特に皮膚に問題がある場合は、まずは食養生を勧め、控えたほうがよいものを出来るだけゼロに近くし、季節の野菜穀類を9割くらい占めるようにすることが大切です。

適度な運動、そして生活リズムを守ることも大切です。
それが結果的に脾胃を強くすることにつながります。

また、健康食品として消化促進と解毒作用を高めるために五行草と晶三仙を食後に服用すると胃腸の負担を軽減してくれるでしょう。

美味しいものとストレスの多い現代社会においては、なかなか難しいことのようにも思えますが、皮膚に限らず、どこか調子が悪い時、振り返って食養生を見直すことはとても大切なことだ、と改めて思いました。



★2018年9月2日(日)の勉強会の様子です★


甲信中医薬研究会☆眼精疲労・ドライアイの中医薬対応


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