甲信中医薬研究会~勉強会のおはなし

平成29年3月26日(日) 認知症と補腎活血


場所:  松本駅前会館
講師:  鄒 大同 先生
内容:  認知症と補腎活血

          認知症の病態と中医学的対処についてお話しして頂きました。
          認知症有病率は65-69歳で1.9%、70-74歳で4.5%、75-79歳で8.8%、
          80-84歳で18.2%、85歳以上では33.9%となっています。
          年齢的にしかたのない部分もあるでしょうが、中医学の知恵が
          十分にいかせる分野!ということを改めて実感しました!
          キーワードは中医学のエイジングケアと同じ、
          補腎(ほじん)&活血(かっけつ)です!



          【1】認知症とは

          〇中医学では「痴呆」…髄脳の減少、機能低下による呆け、愚鈍を
            主とする神志異常。
          〇分類…血管性認知症(全体の20%)、変形性認知症(アルツハイマー
            型認知症・・・全体の50%、レビー小体型認知症・・・全体の20%)、
            その他の認知症(全体の10%)の分類があります。合併症もあります。
            脳は他の臓器と違って、患部の一部を切り取って顕微鏡などで詳しく
            検査をする(生検)ことができませんので、区分が難しいのが現状です。
          〇症状…中核症状と周辺症状があります。



          中核症状・・・いわゆる”もの忘れ”
          記憶障害、見当識障害、失語、失認、失行など。表情が乏しい、言葉が少ない、
          反応が遅い、健忘などの軽度のものから、終日話をしないというような重症の
          ものまで病態に段階があります。

          周辺症状・・・異常行動
          抑うつ、人格変化、妄想、攻撃行動、俳諧、譫妄、幻覚など

          中核症状→周辺症状に移行するわけは・・・
          中核症状によって一部の脳神経細胞が壊死しし、シナプスでつながっている他の
          神経細胞が混乱してしまうのが周辺症状です。





          【2】中医学的な対処

          1.高齢(高年体虚)への対処・・・
          年齢とともに減少する脳の"材料"を補給。材料が脳細胞のすみずみまで
          いきわたるように"血管力"も必須です。補腎薬や、大脳に良いとされる
          中医学の理論に基づいた食品など。脳細胞は特に細かい血管が集中しています
          ので、血流をよくする活血の力の強い生薬が入った漢方薬を組み合わせること
          がポイントです。

          2.ストレス(情志失調)への対処・・・
          "気"の流れをよくする漢方薬を、体質に応じて用います。

          3.その他・・・
          他の病気が長引くことでの消耗(久病耗損)なども認知症になる要因です。



          ★鄒大同(すうだいどう)先生  イスクラ産業 中医学講師
          南京中医薬大学付属揚州市中医病院に14年勤務の経験ののち来日。
          ご専門は腫瘍内科。
          病院勤務の時の救急医療に携わっていたお話に会員一同興味津々。
          鄒先生の穏やかな語り口と緊迫した救急現場のギャップがまた意外!?
          先生の臨床経験の豊富さに改めて感じる一幕でした。ありがとうございました。



★2017年3月26日の勉強会の様子です★


甲信中医薬研究会☆認知症と補腎活血
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