甲信中医薬研究会~勉強会のおはなし

平成29年2月19日(日) 消化と栄養の吸収

場所:  松本駅前会館
講師:  小林 洋一 先生

内容:   消化と栄養の吸収

          中医学の脾胃の講義。中医薬学の話からメタゲノム解析の話まで
          文字通り「古今東西」消化器にまつわる講義!
          ちょっとした不調として自覚することも多い胃と腸の不調。
          おなじみの中成薬の裏ワザのような使い方を教えてくださり
          会員一同大満足の講義となりました。



          【1】消化と酵素

          食べ物から体に必要な栄養を吸収するという主な働きは人間の体内

          酵素で行っている(人間のゲノム数22,000、酵素は成人で12種類)
          が、例えば不足することでうつの症状が出ると言われているセロトニン
          の精製や、免疫に関する重要な役割を担うリポポリサッカライド(LPS)
          などの合成は、実は人体の中の共生細菌(腸内細菌をはじめとして口内
          細菌、皮膚の細菌)が行っているという事実。

          人間の活動のうちの92%は共生細菌が行っているので・・・共生細菌の
          パワーって凄い!腸内の良い環境は消化器だけでなく心と体の健康維持
          に必須です。



          【2】腸内細菌

          〇理想的な比率は 善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7の割合。
          〇胎児の腸内は無菌状態だが、出産のときに産道に口をつけるときに乳酸
          菌を獲得する。また、母乳には腸内細菌の餌になるオリゴ糖が130種類も
          含まれるほか、赤ちゃんのその月齢に必要な細菌が含まれている。
          〇現代社会では、過度の抗生物質使用や、日用品の不必要な消毒、などに
          より体内の腸内細菌の数も種類も非常に少なくなってきている。
          〇古代では、幼児の便をもちいた“人中黄じんちゅうおう”という生薬も
          あったというので驚き。しかし、近年では糞便移植療法で腸内細菌の
          バランスを正常化する方法もあり、理論的には近いものがありますね。



          【腸内細菌を増やすヒント】
          ・善玉菌だけを摂取してもバランスが悪い。特にヨーグルトは動物性の乳
          酸菌で採りすぎると肥満になるので、納豆、ぬか漬けやべったら漬けなど
          の漬物などからも乳酸菌を摂取する事で腸内細菌のバランスが良くなる。

          良質な土壌で育った皮付きの野菜をゆでていただく。食べ物からだけでは
          摂取が稀な菌を獲得することも期待できる。



          【小林先生の裏技?漢方薬・生薬の使用法】
          ●歯ぎしり・・・就寝中胃の中に内容物が残っていると無意識に歯ぎしり
          をすることがあるので、消化を助ける晶三仙(しょうさんせん:サンザシ
          ・麦芽・神曲)を。

          ●ピロリ菌除菌後の消化器の不調に消化を助ける晶三仙(しょうさんせん)を。
          ●減量したい、甘いものを食べたい時には一緒に三爽茶(さんそうちゃ)を。



          ★小林洋一(こばやしよういち)先生
          中医学講師。よいち漢方薬局薬剤師。
          日本中医薬研究会の学術誌の連載や、シンポジウムの講師としても
          大活躍中の先生。お話が興味深く人気の先生です♪
          また“振り子電車”にゆられて(笑)甲信にお越し下さい!



★2017年2月19日の勉強会の様子です★


甲信中医薬研究会☆消化と栄養の吸収




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